来春開学へ工事の安全祈る 東京医療保健大
旧和歌山市立雄湊小学校の跡地に来年4月の開学を予定している、東京医療保健大学和歌山看護学部の新棟新築工事が始まるのを前に、安全祈願祭が7日、同小跡地で行われ、同大や市、和歌山県の関係者ら約30人が工事の安全を祈った。
同学部は4年制で1学年の定員は90人。1・2年次に同小跡地の雄湊キャンパスで教養科目を中心に学び、3年次からは日本赤十字社和歌山医療センターに隣接したキャンパスで演習・実習を中心に学ぶ。
同小の給食室があった一角は解体後、学生専用のカフェテリアとなる。
安全祈願祭では、出席者が玉串をささげ、工事の安全を祈った。
同大を運営する学校法人青葉学園の田村聡明副理事は「旧校舎を活用させていただくことができたおかげで、(学部設置)の構想が実現できた」と地元の協力に感謝を示し、「4月の開設に向けしっかりと努めていきたい」とあいさつ。尾花正啓市長は「新棟の建設に着手していただき、うれしい。地域と共に歩み、地域に不可欠な大学となることを期待している」と話した。