県内13社が受賞 モンド・セレクション
世界的な食品コンクール「モンド・セレクション2017」をことし受賞した和歌山県内事業者が13日、県庁を訪れ、仁坂吉伸知事に受賞を報告した。
モンド・セレクションは菓子の品質向上を目的にヨーロッパで1961年にスタート。現在は酒類や食料品全般にまで対象が広がっており、衛生や包装、味覚、原材料などの項目について審査する。賞は最高金賞から銅賞まで4種類あり、県内からは13社の25商品が受賞。受賞式は5月にマルタ共和国で行われた。
13日は受賞した県内事業者のうち10社が仁坂知事を表敬訪問。各事業者が受賞した商品の魅力や開発の経緯を紹介した。
「羅生門 龍寿 純米大吟醸」が29年連続で最高金賞を受賞した田端酒造㈱の長谷川香代代表取締役は「来年も受賞すれば30年連続となる。社員一丸となって(受賞に向け)やっていきたい」と話した。
仁坂知事は商品開発で苦労したことや商品の成分などについて質問。「演出を工夫して商品を拡販してほしい」とエールを送った。
「湯浅醤油 生一本黒豆」が12年連続で最高金賞を受賞した湯浅醤油㈲の小西ゆかりさんは「海外でしょうゆが世界の調味料になりつつある。発祥の地としてしょうゆを世界に広めたい」と意欲を示した。
受賞した事業者は次の通り。
【最高金賞】㈱アセロラフーズ▽㈱伊藤農園▽㈱紅梅園▽サカイキャニング㈱▽田端酒造㈱▽中野BC㈱▽㈱南紀白浜富田の水▽合名会社丸正酢醸造元▽湯浅醤油㈲
【金賞】有田川町水道課▽㈱角濱ごまとうふ総本舗▽紅梅園▽中野BC▽㈲紅葉屋本舗▽山本進重郎商店
【銀賞】伊藤農園
【銅賞】紅葉屋本舗