信愛と和歌山市が協定 教育学部設置へ連携

旧和歌山市立本町小学校の跡地に開校する予定の「(仮称)和歌山信愛大学教育学部」の設置に向けた協定書の締結式が2日、和歌山市役所市長室で行われ、尾花正啓市長と学校法人和歌山信愛女学院の森田登志子理事長、市教育委員会の原一起教育長が協定書に調印した。

同学部は平成31年4月の開学を予定。子ども教育学科を設置し、1学年の定員は80人。男女共学で保育士や幼稚園、小学校の教員免許が取得できる見込みとなっている。

締結式では、大学設置にあたり市が同学院に土地の貸与や校舎改修費の一部補助などを行うことについての協定と、児童福祉や教育などの分野で活躍する人材育成に学院、市、市教委の3者が連携して取り組むことを内容とする協定の二つを締結した。

尾花市長は「大変うれしい。保育士などの専門職の人材確保やまちなかの活性化につながる」と意義を強調。森田理事長は目指す大学像について「(学生や教職員の間で)心の通う大学にしたい」と意気込みを示した。原教育長は「就学前教育の大切さが叫ばれている。大学での教育がますます重要になっている」と話した。

協定書を手にする尾花市長㊧森田理事長㊥原教育長

協定書を手にする尾花市長㊧森田理事長㊥原教育長