冬の血液不足に備え 愛和会が献血協力
㈱賃貸住宅センターなどを運営するアイワグループと関連会社約100社からなるボランティアグループ「愛和会」(塚本治雄会長)は12日、和歌山県和歌山市のJR和歌山駅前で献血運動を行い、会員をはじめ関連会社の社員や家族、友人らが献血に訪れた他、通行人にも協力を呼び掛けた。
輸血用の血液が不足しがちな冬場に備え毎年行っており、今回で18回目。平成21年には仁坂吉伸知事から、24年には厚生労働大臣から感謝状が贈られている地域貢献活動で、賛同者も年々増加。会長代行の塚本貞治さんは「例年約300人が参加しており、今回も好調です」と感謝を話す。
愛和会の呼び掛けに毎回応じ、年に3回は献血をしているという平田吉孝さん(54)は「医療が発達しても血液だけはまだ作ることができない。自分が献血をすることで少しでも役に立てれば」と笑顔だった。
「愛和会」は、地元和歌山に社会貢献したいとの思いから平成10年に発足。活動はことしで20年目を迎えた。献血運動は今後も継続し、さらに多くの人に活動を知ってもらいたいとしている。