いよいよ19日に有権者の審判 紀の川市議選

 任期満了に伴う紀の川市議選(定数22)は19日、投票が行われ、即日開票される。今選挙は現職19、元職1、新人4の24人が立候補。候補者は7日間の激しい選挙戦を終え、後は有権者の審判を待つだけとなった。大勢判明は午後10時半ごろの見込み。

 候補者の党派別内訳は、共産が現職2、新人1▽公明が現職3▽維新が新人1▽無所属が現職14、元職1、新人2――。今回は欠員1に加え現職2人が引退を表明し、新人ら5人が出馬。出足が遅れた元職や現職の一部は無投票を予想していたため、前哨戦では十分な活動ができずに選挙を迎えた。告示後、各候補者は街宣活動を中心に各地で舌戦を展開。目立った争点がないのに加えて市長選の無投票などが響き、有権者の関心を引き寄せるのに苦心した。候補者は政策を掲げて支持を訴えたが、投票率は前回の62・59%を下回るとの見方が強くなっている。

 市職員は約300人態勢で投票所となる小学校体育館や公民館、集会所などに投票箱を設置。投票は市内45カ所で午前7時から午後7時まで。下鞆渕集会所など一部(11カ所)の投票所は午後6時まで行われる。開票作業は花野の市民体育館で午後8時に始まり、1回目の発表は9時、以後30分刻みで発表される。

 11日現在の選挙人名簿登録者数は5万4482人(男2万5575人、女2万8907人)。18日現在の期日前投票者数は8195人。

投票箱を設置する市の職員

投票箱を設置する市の職員