和歌山県産品を世界に発信 ジェトロ和歌山貿易情報センター開設
先般の衆議院総選挙におきまして、定数10減の中、自由民主党として、ほぼ前回同様の284議席を獲得し、友党である公明党とともに過半数という目標を大きく上回ることができました。多くの国民・県民の皆さまから、安倍政権の約5年間の取り組みに評価を頂くとともに、改めてご信任を頂いたことに、まさに身が引き締まる思いであります。引き続き、日本の発展、故郷・和歌山県の発展に全力を尽くす覚悟です。
さて、去る10月16日、日本貿易振興機構(ジェトロ)の県内拠点「和歌山貿易情報センター」が県庁内にオープンしました。昨年来、仁坂吉伸知事よりご要望を受け、オープンを迎えることができました。同センターは海外展開を目指す地域企業に対し、情報提供やサポートを行う役割を担い、これにより和歌山県内の農産物や加工品の輸出や製造業の海外進出及び企業誘致などの大幅な拡大が期待されます。
また、仁坂知事とはセンターの設置も重要であるが、和歌山県にとって、それを活かすには何よりも「人材」が重要であると意見が一致し、ジェトロ本部の石毛博行理事長と相談し、この度、初代所長にジェトロ本部から柴田哲男さん(42)をお迎えすることができました。先日、柴田所長が石毛理事長とともに自民党幹事長室にごあいさつにお越しいただいた際、「和歌山の強み、和歌山が誇る地域の魅力をダイレクトに海外市場、外国ビジネスパーソンにつなげ、地元の取り組みを支援してまいります」と力強くおっしゃっていただきました。若くて、行動力があり、何よりもはつらつとしたその姿から、必ず県内企業や農林水産業の生産者の皆さまとともに、和歌山県を海外に売り込んでいただけると確信することができました。
本年、長年の関係者の努力により、和歌山県産の柿が米国向けに輸出できるようになりましたが、早速、第一弾として今月から九度山町の富有柿が800㌔輸出されます。年明けにはカリフォルニア州で大規模な柿のプロモーション活動が実施されると伺っています。また、先日トランプ大統領来日時の総理主催晩さん会の席上にも和歌山県産の柿が提供され、トランプ大統領も召し上がっておられました。
故郷である和歌山県の産品が海外の皆さまに届き、そのことが評価され、県内の事業者や生産者の皆さまの励みになる。まさに好循環のサイクルが県内のあらゆる分野で巻き起こる時代がすぐそこまで来ています。そういう観点から「和歌山貿易情報センター」のこれからの活動に大いに期待し、応援してまいりたいと思います。
現下の内外の政治情勢は緊張し、難しい局面にあります。だからこそ外交においても、貿易においても、まさに私たちは「和」の心が世界中に「通う」時代を実現しなければなりません。
同志の皆さまとともに和歌山県の発展に全力を尽くすことを改めて誓いたいと思います。