消費者被害を防ごう 16日県内初のシンポ

 内閣府消費者委員会など主催の「消費者問題シンポジウムin和歌山」が16日午後1時半~4時半、和歌山県和歌山市小松原通の県民文化会館5階で開かれる。県内での開催は初めて。

 架空請求や通信販売を巡るトラブルなどの消費者被害をなくすため、官民連携による地域での取り組みを考える。弁護士で同委員会委員長代理の池本誠司さんによる基調講演、消費者被害防止に向けた県の取り組みに関する報告や、消費者庁や県、市、企業、法律家などによるパネルディスカッションが行われる。

 県によると、県消費生活センターに寄せられる相談は年間約6000件。架空請求のはがきに関する相談が相次いだ平成22年ごろに比べて件数は減少傾向にあるが、「インターネットで突然、申し込み完了の画面になった」「お試しのつもりで商品を購入したが定期購入になっていた」などの相談が多く寄せられているという。

 参加無料。定員80人程度(先着順)。13日午後3時締め切り。申し込みは、名前、所属、電話番号、メールアドレスを、ファクスかホームページから同委員会(FAX03・3581・9476、http://www.cao.go.jp/consumer/)に連絡する。

 問い合わせも同委員会(℡03・3581・9472)。