大切な思いを届けて 年賀状の引き受け開始
来年の年賀状の受け付けが15日、全国の郵便局で一斉に始まった。
和歌山県和歌山市一番丁の和歌山中央郵便局でも引き受け開始セレモニーが行われ、市立岡山幼稚園の園児たちが、家族に届けたい思いを年賀状に託した。
式典では、山中正樹局長が「年賀状は大切な方への一年で最初の贈り物。1通1通に込められた皆さまからの大切な思いを、元日に1通でも多くお届けできるよう取り組んでまいります」とあいさつ。
来年の干支(えと)でもある戌(いぬ)をモチーフにした県のマスコット「きいちゃん」が見守る中、園児たちが元気いっぱいに「やぎさんゆうびん」「お正月」などを合唱。NPO紀州お祭りプロジェクト「おどるんや」合同連のメンバーが力強いよさこい演舞を披露し、くす玉を割って華やかに祝った。
園児たちは、きいちゃんのイラストを描いた年賀状などを大事そうにポストに投函(とうかん)。母親ときいちゃん宛てに送った高井美月ちゃん(5)は「ママには逆立ちできるように頑張る、きいちゃんには、また会いに行くよって書いた」とにっこり。
昨年同局が元日に配達した年賀状は約359万6000通。ことしも昨年並みの枚数を見込んでおり、同局では「元日にお届けするためにも、25日までに投函を」と呼び掛けている。