人形に感謝のフィナーレ 海南ひなめぐり

 2月1日から和歌山県海南市の各地で行われてきた「第8回紀州海南ひなめぐり」(東美智実行委員長)が15日に最終日を迎え、JR海南駅前広場でフィナーレのイベントが開かれた。クイズやアンケートを設けるなど、趣向を凝らした今回も好評のうちに幕を閉じ、市立第三中学校吹奏楽部の演奏が締めくくりに花を添えた。

 東実行委員長は「県内だけでなく他府県のお客さんにも楽しんでもらえてうれしい」と感謝。同駅内の市物産観光センター前に展示された千体びなが衣装ケースに片付けられた。

 ことしは千体びなの中に市の特産品、たわしを使ったひな人形36体を紛れ込ませ、その数を当てるクイズを実施。実行委員会によると、回答した503人のうち正解者は73人あり、抽選で50人に記念品のたわしのストラップを贈る予定という。

 実行委員の新谷佳津子さんは「8年連続で来ている人がいることをアンケートで知り、うれしかったです」、同センター職員の中井麻美さんは「おひな様に感謝しながら片付けています」と笑顔だった。

感謝を込めて片付ける東実行委員長㊨と新谷さん㊥、中井さん

感謝を込めて片付ける東実行委員長㊨と新谷さん㊥、中井さん