小中高生の社会参加 県警が文集を作製

 和歌山県警本部少年課が小中高生や学生の社会活動参加感想文をまとめた本年度版の文集「社会参加活動を体験して」を約2000冊作製。16日に和歌山市の原一起教育長へ寄贈した。

 2004年から作製され今回で14集目。未成年者の飲酒防止や薬物乱用防止などの街頭啓発運動、地域の美化活動などに取り組んだ児童生徒352人の感想文が掲載されている。

 県警少年補導員連絡協議会の半田德夫会長と県警少年課の出納延計課長、和歌山キワニスクラブ元会長の田中宣人さんが原教育長に文集を手渡した。原教育長は「子どもが学校の外へ出て、いろいろな体験をするのは大切。将来に向けて力になると思う。そして活字で気持ちを表現するのも学習成果になるのでは」と話した。

 半田会長(70)は「文集が作られた頃に生まれた子が活動に参加してくれている。みんなの助けがあって、続けてこられてほっとしている」と14年目を実感していた。

 文集は学校や県内の補導員らに配布される。

原教育長㊨に文集を手渡した田中さん、出納課長、半田会長(左から)

原教育長㊨に文集を手渡した田中さん、出納課長、半田会長(左から)