毬姫様の出荷総数2倍に 県産高級イチゴ

 和歌山県果樹園芸課は、県産の高品質イチゴ「毬姫様」の今シーズンの出荷量が1313ケースで前年の2・1倍となったと発表した。

 「毬姫様」は、県産オリジナル品種「まりひめ」のブランド力向上を図るため、1粒あたり35㌘以上、糖度9度以上など味と大きさ、熟度にこだわった、「まりひめ」生産量の中の0・1%しか出荷されない厳選されたイチゴ。

 ことしは老舗の新宿高野本店と京都高島屋内の「Fruits&cafe HOSOKAWA」などで販売。新宿高野本店ではパーラーで毬姫様を使ったパフェを提供し、青果として12粒入り1万800円で販売。Fruits&cafe HOSOKAWAでは1粒648円で販売し、試食イベントに合わせて毬姫様100%ジュースも3日間限定で販売された。

 販売店や消費者からは「今シーズンいちおしの商品」「和歌山にこんなにおいしいイチゴがあったなんて」などと評判も上々。

 同課は今後さらに認知度を上げるため、出荷している店舗と良好な関係を築き、販路と生産の拡大に努めていきたいとしている。