往年の名車が通過 ラ・フェスタ・プリマベラ
近畿・東海2府5県の約1100㌔をコースとするクラシックスポーツカーの公道ラリー「ラ・フェスタ・プリマベラ2018」が13~16日に開催され、14、15日は県内が舞台となった。今回もタレントの堺正章さん、ラリードライバーの篠塚建次郎さんら著名人の運転を含む63台が出場し、1920~60年代の名車が紀州路を走った。
北イタリアの古都ブレシアで1927年に誕生した伝説的レース「ミッレ・ミリア」にちなんで2009年に始まり、ことしで10回目の記念大会を迎えた。ルート上に点在する名所旧跡を訪ねるスタンプラリー形式で、和歌山県内がルートとなるのは8回目。
今回は13日朝に名古屋市をスタートし、16日夕刻に京都市に至るコース。14日午後からレースの舞台となった県内は、三重県側から田辺市本宮町、白浜町へと紀伊半島を西に横断した後、和歌山市へと北上した。
本紙エリアでは15日午前に昨年竣工した海南市役所、和歌山市の島精機製作所の各スタンプポイントを通過した。
海南市役所前ではあいにくの雨の中、100人以上の市民やクラシックカーファンらが詰め掛け、ブガッティやアルファロメオ、マセラティなどの名車が到着するたびに拍手や手を振って出迎え、堺さんや篠塚さんの到着時にはひときわ周囲が沸いた。
ポイント通過時にはドライバーに観光ガイドや地元企業によるスポンジたわしなどの家庭用品が入った袋が贈られた。周辺の沿道にもファンの姿が見られ、ドライバーに手を振ったり、写真を撮ったりしていた。