シカゴジェラシー初V NW軟式野球知事杯

 NW和歌山軟式野球連盟(瀧口治会長)の第50回春季知事杯争奪大会の決勝トーナメントが4月22日、せせらぎ東第2球場で行われ、シカゴジェラシーが初優勝した。予選リーグを勝ち抜いた4強が激突。レッツとの決勝では、初回に1点を先制されたが、その裏、2死から長短3連打で一気に逆転、さらに得点を重ね5―3で制し、待望のチャンピオンに輝いた。MVPには仲亮多選手(シカゴ)優秀選手賞は林洋平(シカゴ)豊村一学(レッツ)坂本直人(アモーレ)金井誠司(平成建機)の各選手が選ばれた。

 ◇準決勝

シカゴジェラシー 3 0 0 0 1 0 1 5
アモーレ 0 0 0 0 1 0 0 1

     

平成建機 0 0 0 0 0 0
レッツ 2 0 2 0 7

(5回コールド)
   
   
   
 ◇決勝

レッツ 1 0 0 0 0 2 0 3
シカゴジェラシー 2 1 2 0 0 0 × 5

 半世紀にわたり野球仲間に親しまれてきた今回の春季大会は、12チームが参加。4ゾーンに分かれての予選リーグから始まり、各ゾーン1位の4チームが、決勝トーナメントで激突した。

 準決勝ではシカゴジェラシーが5―1でアモーレを下し、レッツが2大会連続Vを目指した平成建機に、7―0(5回コールド)で圧勝した。

 シカゴジェラシーVSレッツの決勝は、先攻のレッツが初回、奥畑の左前打、西岡の左越え2塁打で1点を先制した。追うシカゴは、その裏2死から間藤の左越え2塁打をきっかけに、仲の中前適時打で同点、なおも中谷の左中間を深々と越える2塁打で、1点を勝ち越した。2回裏には3四球で1死満塁という好機に仲が死球。相手投手の乱調で1点を加えた。

 着実にリードを広げるシカゴは3回裏、2死から橋本が中前打で出塁、続く林が右翼越えの大本塁打を放ち5点目を挙げた。

 シカゴの先発投手・中谷は、2回無死3塁のピンチに、相手スクイズをバッテリー間で外し、無得点で切り抜けた。6回にはレッツの西岡に右越え2塁打、二之段(弘)に右翼越え2点本塁打を浴び、2点差とされた。最終回も東江に中前打を許したが、レフト宮本の好捕や相手打線の3、4番を連続内野飛に仕留め、リードを守り優勝旗を手にした。

 《シカゴジェラシー》代表・主将=山﨑匠▽選手=宮本二千翔、間藤晃平、仲亮多、中谷雄斗、細野慶樹、宮田悟史、橋本将、林洋平、山路真由、谷田拓矢、平柳伸樹、花田光平、宮本智裕、松村利樹

 《レッツ》代表・主将=東江幸太郎▽選手=奥畑椋太、西川椋太、西岡優衣、二之段弘志、津田圭一郎、二之段隆弘、豊村一学、濱卓磨、村田啓太朗、池田大志、塩崎一樹、太田善之、近藤謙介、岩本岳也、宮園昇也、曽我剛士、黒原大志、牧野竜介、宇治大毅

初優勝を決めたシカゴジェラシー

初優勝を決めたシカゴジェラシー