地域のふれあい演芸会にぎやかに 小倉地区
和歌山県和歌山市小倉地区の「ふれあいクラブ演芸会」が20日、市立小倉小学校体育館で開かれ、子どもから高齢者まで住民たちが踊りや合唱などを発表し、にぎやかに楽しんだ。
同地区社会福祉協議会(辻本勲会長)と公民館(駒吉学館長)が共催。四半世紀以上続く行事で、かつては地区内の各地域で開いていたが、10年ほど前からは公民館活動の発表の場、地域住民が集って交流する場として定着し、秋の文化祭とともに地区の一大イベントとして親しまれている。
大正琴や民謡、カラオケ、合唱、ストリートダンス、園児の遊戯など多彩な発表に約140人が出演し、約340席の会場は住民らでいっぱいになった。
来場者には季節の花が配られ、高齢化が進む住民が安全で住みよい地区にしていくために、県警の協力で交通安全や特殊詐欺防止などの呼び掛けもあった。
ステージの最後を飾ったのは、小倉地区出身の「つむぎ人HIDE」さん。津軽三味線の弾き語りでオリジナル作品などを歌い、トークも交え、地域の人のつながりの大切さなどを訴えた。
手押しカートやデジタル血圧計、電気ケトルなど生活にうれしい商品が当たる抽選会もあった。
辻本会長は「高齢者にとっては地域の子どもたちの元気な顔を見る機会にもなり、開催を楽しみにしてくれている人も多く、喜ばしい」と話していた。