紀の川の恵み守る 2市議連が合同街頭啓発
和歌山市議会の紀の川大堰に関する議員連盟と森林環境保全促進議員連盟は3日、美園町のJR和歌山駅前と東蔵前丁の南海和歌山市駅前で合同の街頭啓発運動を行った。
紀の川大堰に関する議員連盟は、紀の川の水害に対する不安の払拭と既存用水の安定取水を確保するため、紀の川の新六箇井堰の撤去を求めている。森林環境保全促進議員連盟は、紀の川の水源地の奈良県川上村と交流し、川を生み出す森林や山の環境保全活動を進めている。
紀の川に関する取り組みを知ってもらうため、初めて合同で街頭啓発を実施。2カ所で16人の市議がウェットティッシュと吉野杉の間伐材を使った割り箸を配り、新六箇井堰や森林保全について通勤通学中の市民らに呼び掛けた。
紀の川大堰に関する議員連盟代表の山本宏一市議は「昨年の台風による水害も、直接ではないが新六箇井堰に原因がある。紀の川の治水や取り組みに関心を持ってもらいたい」、森林環境保全促進議員連盟事務局長の山本忠相市議は「雨の多い梅雨の季節に、活動を通して水の恵みについて感じてもらいたい」と話していた。