県の魅力発信も アジア貿易機関が交流会
来年11月にラオスで開かれるCEO会議に向けた意見交換を行おうと、アジア23カ国の貿易振興機関が一堂に会す「第27回アジア貿易振興フォーラム(ATPF)事務レベル会合」が4日、和歌山県和歌山市のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で開かれた。
会合に続いて行われた交流会には、日本貿易振興機構(ジェトロ)の水井修理事や仁坂吉伸知事、アジア・オセアニア22カ国の貿易振興機関、県内有名企業や自治体などから約100人が出席し親睦を深めた。
水井理事は「和歌山には良い会社がたくさんあると自国に帰って伝えてほしい」とあいさつ。仁坂知事は「皆さまの機関は、産業界と共に、貿易発展のためにさまざまな取り組みをしてきた。それによって、世界貿易が発展し多くの国々の富が増えたことを知っている」と英語でスピーチした。
ジェトロの片山博臣会長が乾杯の音頭を取り、祝宴。県と市の職員による和歌山県のPRもあり、高野山や熊野古道、ミカン、梅などを紹介。「和歌山は観光資源の宝庫」と魅力を伝えた。
ジェトロは国内企業の海外進出や外国企業の対日投資促進を支援するなどの活動を行っており、ジェトロ和歌山貿易情報センターは昨年、和歌山市小松原通の県庁内に開所した。