リズムで運動能力アップ 認定講師が教室
リズムトレーニングは「リズム感」を高めることで筋肉の収縮と弛緩をスムーズに行い、運動能力を向上させる方法。一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会(STAR、岡山県津山市)が普及を進めている。日本臨床整形外科学会の推薦トレーニングとなっており、けがの予防にも有効とされている。
海南での教室で講師を務めたのは藤野隆さん(37)。息子の少年野球のコーチを務めており、選手の技術向上のため新たなトレーニング法を探していたところ、リズムトレーニングを知った。ことし3月からSTAR認定インストラクターとして活動し、スポーツクラブや児童発達支援機関、小学校の土曜教室などで指導。「リズム感が良くなると、野球では一拍置いてからバットを振ることができるようになるなどし、パフォーマンスの幅が広がる」とその効果を話す。
この日は黒江JSC、リベルテ・巽JSCの子どもたち23人を指導し、集中力を高めるジャンプに取り組んだ。子どもたちは地面に示されたラインを踏まないよう、リズミカルに足を交差するなどして動かしながら跳び、徐々に上半身の動きを加えていくプログラムを体験。アップテンポの曲に合わせて楽しみながら汗を流した。
黒江JSC代表の高橋増昭さん(55)は「サッカーは複雑な判断が必要だが、リズムに乗りながらそれができるようになれば良いと思う」と話していた。
藤野さんは毎月第2・4土曜日の午後6時20分からと7時40分から、和歌山市十二番丁のダンススタジオワールドで教室を開いている。各回定員20人で受講料は1回1000円。
問い合わせは藤野さん(℡090・6058・7603)まで。