市和歌山が南陵破り4強 高校野球12日目

12日目の23日も、準々決勝2試合が行われ、第1試合では市和歌山が6―1で和歌山南陵を破り、3年連続のベスト4進出。試合後、準決勝の組み合わせ抽選があり、市和歌山と向陽、智弁と桐蔭―紀北工の勝者の対戦が決まった。

◇第1試合

市和歌山 1 2 0 3 0 0 0 0 0 6
和歌山南陵 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

〔市〕橋本、津熊―米田〔和〕坪倉、水原、西来路―中山

市和歌山は1回表、四球と安打で無死1、3塁とし、石原の遊ゴロが遊撃手の失策を誘って1点を先制。2回表も柑本の右前適時打などで2点を挙げると、4回表には2死2、3塁からの中村の中犠飛と安永の中前適時打などで3点を加えた。

今大会初先発の橋本は走者を許すも本塁は踏ませない粘りの投球で4回途中まで無失点。4回に先頭打者を三塁手の失策で塁に出すと、津熊が登板。持ち味の打たせて取る投球で相手打線に連打を許さず、最後まで投げ切った。

半田監督は「前半は自分たちの打撃ができたが、後半は打ち急いで攻撃が淡白になり、しんどいゲームだった。しっかり自分のスイングができるように見つめ直したい」と振り返り、好投した津熊は「スライダーでストライクが取れ、緩急をつけながら投げることができた。次も与えられた仕事をしっかりこなしたい」と話した。

4回表2死2、3塁、中村の左犠飛で吉田が生還(市和歌山)

4回表2死2、3塁、中村の左犠飛で吉田が生還(市和歌山)