たま駅長と仲間の写真展 大明神3年を記念
和歌山電鐵㈱(本社=和歌山県和歌山市伊太祈曽、小嶋光信社長)の名誉永久駅長「たま」の大明神鎮座3周年を記念した「たま駅長と仲間たちメモリアル写真展」が9月2日まで、紀の川市貴志川町の貴志駅で開かれている。
たまは2015年6月、16歳で天寿を全うした。猫の駅長就任で国内外から注目され、貴志駅を訪れる観光客らに愛された。死後は名誉永久駅長に任命され、同駅に設けられた「たま神社」に鎮座。中国の人気キャラクター「阿狸」とのコラボ絵本が出版され、アメリカからアニメ化のオファーが来るなど世界で人気が続いている。
写真展は駅構内の「たまカフェ」で、同社広報の山木慶子さんが撮影したたまとニタマ、岡山電気軌道で働くSUNたまたま、駅長見習いのよんたまらネコ社員の写真27枚を展示。駅長スタイルのたまや和歌山市観光特別大使「アゼリニャ」任命時の写真など、さまざまな表情のたまたちを見ることができる。
初日の10日、オープニングセレモニーが行われ、ニタマを抱いた小嶋社長が「たまが大明神になって忘れ去られるのかと思ったら、変わらずすごい人気。世界中で愛してくれていることをうれしく思う。ネコ社員やかわいいネコたちの写真展が地域の公共交通を守り、世界に日本を発信してくれたらうれしい」とあいさつ。その後たま神社を参拝し、ニタマの頑張りや日頃の感謝をたま大明神に伝えた。