西日本被災地に300万円 島精機が義援金

 ことし7月に起きた豪雨災害で甚大な被害を受けた西日本の被災地に対し、㈱島精機製作所(和歌山県和歌山市坂田、島三博社長)は義援金300万円を送った。日赤県支部に寄託された義援金は、各被災県に設置された「義援金配分委員会」を通じ、全額が順次、被災した人に届けられる。 

 同社の今井博文総務人事部長(59)は23日に和歌山市吹上の同支部を訪れ、髙瀨一郎事務局長(60)に目録を手渡した。義援金は、本社や国内各地の営業所で寄せられた関連会社社員らの募金と同社の拠出金を合わせたもので、今井部長は「西日本には当社の裁断機を活用している企業も多く、大変心配。希望を持って復興を進めてもらいたいです」と話した。

 日本赤十字社本社に寄せられた義援金は8日現在で約71億円に上り、1日までに約37億円が義援金配分委員会へ送られている。髙瀨事務局長は「過去の災害時に被災地からお礼状が届いた際には涙が出ました。お互いさまの気持ちを大切にしたいです」と話していた。

義援金の目録を手に今井部長㊨と髙瀨事務局長

義援金の目録を手に今井部長㊨と髙瀨事務局長