お城の動物園に紀州犬2頭 中島さん譲渡

紀州犬保存会所属で、和歌山県和歌山市本脇のブリーダー中島三惠さん(43)が26日、市が和歌山公園動物園の業務を委託するワールド牧場に、雌の紀州犬2頭を譲渡した。園内の水禽園でお披露目式が行われた。

紀州犬は三重県から和歌山県原産の日本犬の一種。1934年、天然記念物に指定されている。

中島さんによると、2頭の紀州犬は5月に誕生。名前はサツキとアヤメで、いずれも活発な性格をしているという。

2頭は元気いっぱいにお披露目式に登場。集まった多くの一般客はスマートフォンや持参したカメラで撮影していた。その後行われたふれあい体験では、子どもたちが2頭とじゃれ合い「かわいい」「こっち向いて」などと楽しんでいた。

中島さんは「大変うれしく思っている。より多くの子どもたちに見てもらいたい」と話していた。

2頭は水禽園内に設けられた小屋で飼育されるという。

譲渡された紀州犬のサツキ㊧とアヤメ

譲渡された紀州犬のサツキ㊧とアヤメ