ふるさと癒やし歌 宮本静さん初アルバム
紀の川市育ち、在住の歌手・宮本静さんのファーストアルバム「ふるさと癒やし歌」が11月10日に地域先行発売されるのに先駆け、PRミニコンサートが3日、和歌山県和歌山市狐島のLURU HALL(ルルホール)で開かれ、宮本さんが「和歌山愛」あふれる熱唱を披露した。
宮本さんは島根県生まれ。小学生の頃から紀の川市で育ち、多くのカラオケ全国大会での受賞を経て2010年に「紀の川のほとりで」でCDデビュー。楽曲の舞台となる場所で歌を収録し、地域の雰囲気を取り込む歌作りを続ける。15年には「我が名は青洲」でメジャーデビューし、県内外で活躍中。
ファーストアルバムは、これまでのリリース曲全てを詰めた「紅盤」「白盤」の2枚(全25曲)を同時発売。原盤をハイレゾリマスタリングし、高音質で楽しめる。新作「三年坂は再念坂」「紀の恋歌」の2曲と、ボーナストラックにはクラシックギター奏者の小谷允城さんとのライブ音源2曲も収録。ライブ音源はヘッドホンで聞くと臨場感たっぷりのバイノーラル録音を採用した。
力強い鶏が描かれたジャケットは白浜在住のデザイナー・かわぐちせいこさん、題字は海南在住の書家・山﨑瀟さんが手掛け、「メードイン和歌山」なアルバムとなっている。
ミニコンサートで宮本さんは、「津軽海峡冬景色」と黒江の町並み景観づくりイメージソング「黒江からころ為の女」「我が名は青洲」の3曲を披露。アルバムについては「今ならもっとうまく歌える曲もあるが、オリジナルを大事にした。リマスター音源で新鮮に感じてもらえたら」とアピールし、和歌山での歌手活動については「和歌山愛は深まるばかり。今後はロック調とかいろいろなものにも挑戦したい。全国の人に和歌山を好きになってもらいたい」と話した。
アルバムは12月7日に全国発売。先行発売の11月10日には県立図書館メディア・アート・ホール(和歌山市西高松)で3人のピアニストと記念コンサートを行う。午後2時開演。チケットは指定席4000円、自由席3000円(当日は500円増し)。
問い合わせはLURU MUSIC(℡073・457・1011)。