クレイアニメの表現学ぶ 和大付小でワーク
和歌山大学教育学部付属小学校(和歌山県和歌山市吹上、今村律子校長)の5・6年複式学級で23日、「ニャッキ!」(NHKEテレ)などを手掛けるアニメーションディレクターの伊藤有壱さんによるクレイアニメーションのワークショップが開かれた。
パナソニック㈱が主催する映像制作支援プログラム「キッド・ウィットネス・ニュース」の一環。児童は和歌山城のPR映像を制作しており、クレイアニメを取り入れようと伊藤さんから技法や仕事について学んだ。
児童は伊藤さんが作ったデモンストレーションを見た後、オリジナルキャラクターを使ったアニメ作りに挑戦。色とりどりの小麦粘土を混ぜたり、伸ばしたりしてさまざまなキャラクターを作った。宇宙を背景にキャラクターを置き、伊藤さん指導の下、約1㌢ずつ粘土を動かしては写真を撮影。最後は粘土を再び伸ばしてつなぎ、ひらがなやアルファベットを表現。写真を連続再生するとキャラクターが動き、文字に変身するアニメができた。
伊藤さんは「みんなに合ったキャラクターができた。楽しそうな宇宙が見える良いアニメーションができていた」と評価。6年生の宮本花那さん(12)は「少ししか移動させていないのに、動画で見ると動いていた。みんなで同じキャラクターを作っても面白いと思った」、楠部寧さん(12)は「撮影した後、どんな映像になっているのか楽しみだった。自分たちの作る映像に使えたら」と話していた。