火災の季節に注意 予防運動前に街頭活動
秋の全国火災予防運動(9~15日)に先駆けて、和歌山市危険物防火研究会と市消防局による防火広報運動が7日、美園町のJR和歌山駅前で行われた。
空気が乾燥し、寒さから火を使う機会も増える11月は火事が起こりやすい季節であるため、市民に意識を高めてもらおうと実施した。
消防局予防課と同会から10人が参加。「空気が乾燥して火事になりやすい季節です。火を出さないようにしましょう」と拡声器で呼び掛けながら、啓発グッズのポケットティッシュとスポンジそれぞれ1000セットを駅の利用者に配布した。
市内のことしの火災件数は7日現在で75件と昨年同時期より6件多い。たばこ、たき火、コンロの放置や不始末、放火が主な原因となっている。
予防課の乾嘉晃副課長(56)は「火事が起こりやすい季節に、市民に予防の意識を高めてもらい、火事を一件でも減らしたい」と話していた。