神々しい県内の景観 セイカがカレンダー

和歌山県和歌山市の化学メーカー、セイカグループの12作目となる2019年版カレンダー「木の国悠久の大地」が完成した。熊野古道大門坂や高野山の大杉など神々しさを感じる県内の景観を捉えた写真7点が掲載されており、撮影はことしも、本紙に「木の国和歌山」を連載中の竹田元則専務(63)が手掛けた。

写真は1点を除いて全てことしの撮り下ろし。竹田専務は写真に適した天気や時間帯を狙って現地に出掛け、シャッターを切っており、カレンダーに添えられた解説も、真新しい記憶からつづられている。

1・2月の「凍てつく那智の滝」は、熊野の自然信仰の対象である滝の凍った姿を捉えた。週の後半から冷え込みが厳しくなっていたことし1月末、午前7時前に現地に到着し、神域付近の滝見台へ。偶然、テレビ局も撮影に来ており、同日午後、写真愛好家として竹田専務の姿とコメントが放映され、知人から連絡を受けたことも楽しい経験となった。

和歌山の美しさを堪能できるカレンダーは、国内外の同社の取り引き先などに贈られ、毎年好評。竹田専務は来年、6年ぶり2度目となる東京・新宿での写真展の開催も決まっている。

竹田専務は「撮影地に行ってみたいと思ってくれるのが一番うれしく、参考になるようにと、詳しい解説も記しています」と話している。

2019年のカレンダーを手に竹田専務

2019年のカレンダーを手に竹田専務