ねんりんピック歌でPR ウインズ平阪さん意欲

11月に和歌山県内で開かれる「ねんりんピック紀の国わかやま2019」の大会テーマソング「あしたへと」を作詞作曲し、30日にニューアルバム「還暦」を発売するウインズ平阪さん(60)が12日、県庁に仁坂吉伸知事を訪ね、ねんりんピックのPRに意欲を示した。

「あしたへと」は、15年に行われた紀の国わかやま国体・大会のイメージソング「明日へと」をアレンジ。歌詞の中にある「悠久な国へ」を「紀の国和歌山へ」に変更し、聴いた人が和歌山を歌った曲とすぐに分かるようにした。

ニューアルバム「還暦」のCDには、家族をテーマとして作った18曲を収録。うち2曲は平阪さんの長男で和歌山大学大学院教育学研究科修士課程2年の靖啓さん(23)が作詞・作曲を担当した。平阪さんは「これまで子育てに無頓着だったことへの反省の意味も込めました。これまでよりラブソングが少なくなっています」と笑う。

この日は平阪さんと靖啓さんが知事室を訪れ、アルバムに収録されている曲「還暦」をCDプレーヤーで流した。平阪さんは同曲について「1番はお世話になった人、2番は妻、3番は還暦を迎えた自分への思いをそれぞれ歌っている」と説明。室内にゆったりとした曲調の歌が流れ、聴き入った仁坂知事は「神妙に聴かなければいけない。良い歌だと思う。どこかで使いたい」と話した。平阪さんは「テレビやラジオの番組に出演した際やミニライブなどあちこちでねんりんピックをPRし、大会を盛り上げたい」と意気込んでいた。

仁坂知事を囲み、ウインズ平阪さん(前列右)と靖啓さん(同左)

仁坂知事を囲み、ウインズ平阪さん(前列右)と靖啓さん(同左)