鮮やかな作品並ぶ ハッセルブラッド写真展
スウェーデン製カメラ「ハッセルブラッド」の魅力に引かれた愛好者らが年1回、作品を披露する和歌山ハッセルブラッドフォトクラブ写真展が25日まで、カメラの西本3階ギャラリー(和歌山県和歌山市西高松)で開かれている。
今回は28回目を数え、テーマは「色」。4人のメンバーがテーマ作各1点と、自由作品を4点ずつ出品。会場にはエクアドルの世界遺産「ガラパゴス諸島」で撮影した建築物や動物、古座川町にある国指定の天然記念物「高池の虫喰岩」など紀南で撮影したもの、水滴や水面をうまくグリーンと調和させた作品など、色鮮やかな20点が並ぶ。初日の15日はあいにくの天候にもかかわらず、70人以上が鑑賞に訪れた。
ハッセルブラッドは軽量でコンパクトなデジタル機種が販売されている中、メンバー唯一の手動カメラで撮影をしている会長の小川隆司さんは「ピントを合わせるなどの設定でとても手間がかかるが、きれいに撮れたときの喜びを考えると満足感はひとしお」と話していた。また今回から展示場所を変更したことについて「ライティングが良く、メンバーの作品がより際立って見えるので、ハッセルブラッドで撮影した作品にふれてほしい」と来場を呼び掛けている。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。20日は定休日。問い合わせは同ギャラリー(℡073・424・5171)。