粘り強く戦う 星林高校野球部が必勝祈願
和歌山県立星林高校の野球部が6月29日、和歌山市関戸の矢宮神社(矢田部弘州宮司)を訪れ、7月12日に開幕する第101回全国高校野球選手権和歌山大会の勝利を祈願した。
毎年大会直前に行っており、この日は宮下隼一監督、大山達也部長、選手18人とマネジャー、保護者らが参加。玉串を奉納し、おはらいを受けた。
同校の初戦は14日に予定されており、147㌔の直球を誇る落合秀市投手を擁する和歌山東と戦う。矢田部宮司は選手たちに「いよいよその時がやってきた。紀三井寺公園野球場を甲子園と思い、これまでの思い出をぶつけてください」とエールを送り、落合投手の攻略法について「良い投手でも力んで制球が乱れることはある。打者はボールをよく見極めることが大事。打つだけでなく盗塁や犠打も使って」と呼び掛けた。
福田琉斗主将(3年)が選手を代表し、「仲間と野球ができることに感謝し、最後まで諦めずに戦うことを誓います」と宣誓。同校応援団OBが「フレーフレー星林」と選手を鼓舞し、矢谷田部宮司から福田主将にお守りが手渡された。
宮下監督はチームの状態について「けがをしていた選手が帰ってきて本来の戦力に近づきつつある」と手応えを示し、初戦に向け「無駄な失点をしないようしっかり守備を練習したい。胸を借りてぶつかり一戦必勝の精神で戦う」と意気込んでいた。