非行防止の尽力表彰 少年補導員の西川さん

非行防止などに尽力した少年補導員に贈られる「少年補導功労者栄誉銀章」の表彰伝達式が8日、和歌山県岩出市高塚の岩出署で行われ、同署少年補導員連絡会元会長の西川文敏さん(68)が中島康仁署長から表彰状を受け取った。

同章は警察庁長官と全国少年警察ボランティア協会会長から贈呈されるもの。ことしは県内から金章1人、銀章2人、銅章3人が選ばれている。

西川さんは1994年に県警本部長から同署の少年補導員に委嘱。2012年から16年まで同連絡会会長を務め、会長を退任後も夜間の街頭少年補導活動や、きのくに・さわやかマナーアップキャンペーンなどの啓発活動に積極的に取り組み、多年にわたり少年の非行防止や健全育成活動に貢献している。

伝達式で中島署長は「長年にわたり活躍していただいている。今後も少年補導員のリーダーとして引っ張っていっていただきたい」と話し、西川さんは「うれしい気持ち。25年間はあっという間だった。和歌山で少年補導員として活動できるのは70歳までなので、あと2年頑張って健全育成に努めたい」と喜びを語った。

表彰状を受け取った西川さん(左から3人目)

表彰状を受け取った西川さん(左から3人目)