39校が堂々行進 高校野球和歌山大会が開幕

連覇を目指す智弁が先頭で行進

連覇を目指す智弁が先頭で行進

第101回全国高校野球選手権和歌山大会が12日、和歌山県和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で開幕した。昨年と同じ39校が参加し、28日まで熱戦を繰り広げる。開会式では、選手たちがはつらつと行進し、集まった保護者や高校野球ファンから大きな拍手が送られた。

開会式では、昨年優勝の智弁和歌山を先頭に、北の橋本から順に各校の選手が県警音楽隊の演奏に合わせて入場。選手は引き締まった表情で「イチ、ニー」と声を出しながら、息の合った行進を見せた。

智弁の黒川史陽主将(3年)が優勝旗を返還し、県高校野球連盟の愛須貴志会長は「部員全員で勝利をつかみ取ろうとする姿がドラマと感動を生む。皆さんの熱戦で高校野球の素晴らしさを発信してください」とあいさつ。武部真明朝日新聞和歌山総局長のメッセージ、下宏県副知事の祝辞などが続いた。

出場選手を代表し、和歌山北の原尻拓実主将(3年)が「わが青春に悔いなしと言えるよう、高校球児の誇りを持って全力で戦うことを誓います」と力強く宣誓した。

今大会は、今春の選抜大会でそろって8強入りし、全国でも上位の実力を誇る智弁と市和歌山が軸となり、甲子園出場を目指して球児たちの熱い戦いが展開される。

日程が順調に進めば、28日に代表校が決定する。19、26日は休養日のため試合は行わない。

◇1回戦

新宮 1 0 0 0 0 0 0 2 2 5
和歌山工 0 0 0 0 0 1 1 0 2 4
堂々と宣誓する和歌山北の原尻主将

堂々と宣誓する和歌山北の原尻主将