ステージも出店も盛況 市駅前夏まつり盛況

 南海和歌山市駅周辺を盛り上げようと、「“PASSION SUMMER26”孫市の街!市駅夏まつり」(和歌山市駅地区商店街連盟主催、市駅グリーングリーンプロジェクト共催)が24日、同駅前交差点から九家ノ丁交差点までの城北通りを歩行者天国にして開かれ、地元住民など多くの人出でにぎわった。

 オープニングセレモニーは小雨の中で行われ、同連盟の森下幸生会長、同プロジェクトの垂井一理事長があいさつ。来賓の尾花正啓市長は「来年4月にいよいよ新しい市駅がオープンし、魅力いっぱいに生まれ変わる。来年の様子を思い浮かべながら祭りを楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 黒潮躍虎太鼓が鳴り響く中、紀州雑賀鉄砲衆が甲冑(かっちゅう)姿で登場し、火縄銃のごう音をとどろかせるとステージイベントが開幕。地元の鷺森幼稚園による和太鼓演奏がトップを飾り、伏虎義務教育学校の演奏、県出身のシンガー・ソングライター・内川月樺さん、TONPEIさんのライブなどが続いた。

 会場には、同連盟加盟の市駅前中央商栄会と市駅東商店街組合、地域の自治会や各種団体などによる金魚すくいや焼きそば、焼き鳥、甲冑体験などの夜店が並び大にぎわい。お楽しみ抽選会や吉本お笑いライブなどもあり、盛り上がった。

 森下会長は「いろいろな皆さんの力に助けてもらい26年も夏祭りを開催できている。来年は新しい市駅前広場で華々しくやりたい」と話していた。

開会を告げた紀州雑賀鉄砲衆の演武