「温和知新」で人をつなぐ 8日紀州夢祭り
和歌山県内の20代の若者が企画する和歌山の魅力発信、地域活性化イベント「第7回紀州夢祭り」が9月8日午前11時(開場10時)から午後8時まで、和歌山市の和歌山城西の丸、砂の丸広場で開かれる。職業やスポーツの体験ブース、県出身アーティストのステージなど、和歌山が夢を実現できる地域であることを感じられるイベントが満載。実行委員会(今中千菜美委員長)は「盛りだくさんの内容で一日中楽しめます」と来場を呼び掛けている。
今回は「温和知新~輪を広げ 和を繋げる~」をテーマに掲げ、日本の「和」の伝統文化や和歌山の文化を改めて知り、新しい人と人の輪を生み出し、つながる場にしたいという願いを込めた。
今回は、砂の丸広場ステージのオープニングに、サックス奏者のNazukiさんと共に県内の中学・高校の吹奏楽部員約150人が登場し、ファンファーレを響かせる。
浴衣ファッションショーでは、本谷紗己さんらプロのモデルと、SNSで募集した小学生が共演する。応募はすぐに定員を超え、抽選で選ばれる10人が本番のステージに立つ。
MCは今回もお笑いコンビ「すみたに」が務め、夢祭りテーマソング「夢と共に」を作詞作曲したSAYAKAさん、マジシャンのTOKIさんはじめ、音楽、ダンスなど多彩なパフォーマンスが繰り広げられる。フィナーレは阪南大学によるプロジェクションマッピングとなっている。
「はたらく車大集合」には、消防、警察、自衛隊の車両、地震体験車やクレーン車などが登場。和歌山からモーターレースに参戦しているレーシングカーも展示される。
約20店が出店する「夢祭り横丁」では和歌山の代表的なグルメが楽しめ、人気のミニSL列車の乗車体験もある。
西の丸広場には職業・アスリート体験のブースが並ぶ。競輪やバスケットボール、フットサル、ボルダリング、大工、しょうゆ造りなどさまざまな体験ができる。和歌山大学の研究者やNPO団体の協力で、役立つ防災の知識を学べるコーナーも設ける。
実行委員会は、1月から打ち合わせを重ね、出演者や協力する企業・団体との交渉など準備を進めてきた。過去の夢祭りにボランティアとして参加したことがきっかけで実行委員となったメンバーが多く、今回も今月31日までボランティアを募集中。申し込みは、夢祭りのフェイスブック、インスタグラムまたはメールへ。
今中実行委員長(25)は「家族や友人、カップルなど、どんな関係の人と来ても楽しめる一日になります。新しい友人やつながりができるチャンスもいっぱいです。ぜひ遊びに来てください」と話している。
問い合わせは事務局長の藤田さん(℡080・5710・3685)。