花や茶で味わう秋 文化協会が観月の夕べ
和歌山文化協会(森本光子会長)の第67回「観月の夕べ」が22日、和歌山県和歌山市のホテルアバローム紀の国の和室で開かれ、来場者は抹茶を味わいながら秋の風情を楽しんだ。
中秋の名月の時季に開いている同協会の年間三大行事の一つ。ことしは台風の接近で天候が心配されたが、来場に影響はなかった。
夕暮れ時に合わせて献華と献茶が行われ、華道部と茶道部の会員6人が担当。献華はススキやリンドウ、フジバカマなどを用い、気品あるたたずまいの作品が生けられ、凛とした静かな空気の中でたてられた献茶は、和菓子とともにささげられ、大勢が見入っていた。
森本会長は「毎年楽しみに来てくださる方もおり、ご奉仕している。若い人にも親しんでもらい、これからも回を重ねて続けていきたい」と話していた。