阪神の原口選手 すさみ町で慈善マラソン

 プロ野球阪神タイガースの原口文仁選手が大会実行委員長を務めるランニングイベント「第1回原口文仁チャリティーランフェスティバルinすさみ」(同実行委主催、阪神タイガース協力、東洋ライス㈱特別協賛、本紙など後援)が1月18日、同町総合運動公園周回コースで開かれる(午前10時受け付け開始、正午スタート)。大腸がんを克服し、復活を遂げた原口選手が命の尊さなどを伝えるイベントで、多くの参加者を募っている。

 原口選手は昨年末の人間ドックで大腸がんを患っていたことが判明し、ことし1月に手術。懸命のリハビリの結果、6月には1軍に復帰し、7月に行われたオールスターゲームにも出場。2戦で2本塁打を放つなど活躍した。

 リハビリ中の3月に、心の療養のため、和歌山県西牟婁郡すさみ町を訪れた縁があり、今回のすさみ町での開催となった。

 「リレーでつなぐみんなのキズナ」を合言葉にした同イベントは、参加費の一部を公益財団法人日本対がん協会など、がん患者支援団体への寄付やがん研究費に活用することになっている。

 会場ではイノブタ汁の振る舞いの他、地元グルメが味わえる飲食ブース、名産品の販売などもある。また、スペシャルゲストとして5人ユニットの「ET―KING」のライブとトークショー、元阪神タイガースの狩野恵輔さん、濱中治さんも駆け付ける。

 3時間耐久のリレー方式のマラソンで、原則として2~10人を1グループとしての参加(1人で申し込んだ場合は、他の1人申し込みの参加者とグループを編成)となる。

 参加費は高校生以上が4500円、小中学生が3500円(いずれもチャリティー代含む)。申し込みは今月30日まで。募集人数は3000人(約600gループ)。先着順。

 問い合わせはすさみ町役場産業振興課内の実行委員会(℡0739・55・4805)。