5万球きらめく光の雪 日赤でイルミネーション

 入院患者や来院者に心温まるひとときを過ごしてもらおうと、和歌山県和歌山市小松原通の日赤和歌山医療センター「せせらぎの庭」で、イルミネーションの点灯が始まった。来年1月31日まで。

 ことしで9回目の取り組み。同センターによると、長時間ベッドにいることが多い患者に早期離床を促し歩行することでリハビリ効果も期待できるという。

 ことしのテーマは「きらめく光の雪」。白と青を基調とした光輝くトンネルや木々に雪が積もり、雪明りのように照らされた散歩道、光のオブジェなど約5万球のLED電球を使用し中庭を彩る。

 点灯式では平岡眞寛院長が「入院している人を元気づけ、癒やしを届けられる場所になれば」とあいさつ。カウントダウンをして一斉に点灯した。

 訪れた紀伊小学校3年の大川瑞葵さん(9)は「イルミネーションはうっとりするので好き。虹みたいできれい。ずっと見ていられる」と笑顔だった。

 点灯は午後5時半~午後9時(一般来院者は面会時間の午後7時まで)。

温かい光に包まれた中庭