お母さんって大変 近大付属中で赤ちゃん教室

 近畿大学付属和歌山中学校(和歌山県和歌山市善明寺、川合廣征校長)で16日、赤ちゃんに触れて命の大切さを学ぶ「赤ちゃん先生プロジェクト」が開かれ、2年生約220人が赤ちゃんと触れ合い、母親たちから話を聞いた。

 全国に拠点を置くNPO法人ママの働き方応援隊が学校や企業などで実施しており、県内では初めて。この日は10カ月から4歳までの乳幼児と母親の15組が講師として参加した。

 生徒は母親から出産時の話や家で子どもを見ている時のこと、出産後の生活リズムなどについて聞き、実際に赤ちゃんをあやした。自由に教室を走り回る幼児を急いで追い掛けたり、抱っこひもを使って抱き上げたり、赤ちゃんが笑い出すと生徒も自然に笑顔になった。

 南出昊亮君(13)は「赤ちゃんはかわいくて癒やされた。お母さんもたくさん苦労しているんだと分かった。自分もこうして育ててもらったという感謝を忘れないようにしようと思った」と話していた。

赤ちゃんとの触れ合いにほっこり