誇り胸に全力で 近大高でラグビー壮行会

 第99回全国高校ラグビーフットボール大会に、5年ぶりの出場となる近大和歌山ラグビー部の壮行会が20日、和歌山県和歌山市善明寺の同校体育館で開かれ、拍手の中、2本の優勝旗を手に凛々しく入場した部員たちは、花園での熱戦に闘志を燃やした。

 開会に続きあいさつに立った川合廣征校長は「全国大会に向け心と体のコンディションを整えること、緊張すると思うが対戦相手も緊張している。自分たちの普段のラグビーに徹すること、勝敗より納得できる試合、力を出し切ること、この3点を胸に活躍を願う」と、かつて同校サッカー部監督として全国の舞台に生徒たちを導いた川合校長らしい激励となった。

 保護者会、同窓会、生徒会からのエールを受け、成瀬椋太主将は「県代表として、本校生徒として誇りを持ち、多くの方への感謝を忘れず全力で戦う」と力強く誓った。

 大会は27日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕。近大和歌山は、28日の第3グラウンド第4試合(午後2時)で三重県代表・朝明(あさけ)との初戦に臨む。

全校生徒の拍手を浴び入場するラグビー部員