10年後見据えた予算に 公明年賀会で山口代表

公明党県本部(代表=多田純一県議)は15日、新春年賀会を和歌山県和歌山市のホテルアバローム紀の国で開いた。党本部から山口那津男代表が出席し、党所属議員や県内の首長、各種団体の代表、党員、連立を組む自民党の議員ら約600人を前に、政治の安定を図り、重要課題に取り組む決意を示した。

多田県本部代表は、昨年の統一地方選や参院選での支援に感謝。ことしの県本部の取り組みとして、豪雨災害に備えて県内河川の状況を総点検することなどを挙げ、「住民目線で皆さんのお役に立つ活動を進めていきたい」と話した。

山口代表は、過去最大規模となる来年度予算案について、防災・減災、全世代型の社会保障、東京五輪・パラリンピック後の継続的な経済成長など、2030年までの10年間を見据えた重要な予算であり、本年度内の成立を目指すとした。

外交面でも重要な年になるとし、日中関係の改善や緊迫する中東情勢などにふれ、「日本は対話で平和を保ち、協調を生み出す国柄でなくてはならない」と強調した。

来賓として仁坂吉伸知事らが祝辞。鏡開きの後、岸本健県議会議長の発声で乾杯し、出席者は食事を交えて歓談した。

あいさつする公明党の山口代表

あいさつする公明党の山口代表