東京五輪・パラ記念貨幣 28日引き換え開始

近畿財務局和歌山財務事務所(和歌山市)は7月に開幕する「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」の記念貨幣の第三次発行分、100円クラッド貨幣の引き換えを28日に開始する。

記念貨幣は、東京五輪がアーチェリーとカヌー、自転車競技の表面3種類、パラリンピックはアーチェリーと陸上競技の表面2種類。裏面はそれぞれの大会エンブレムが描かれた共通図柄となっている。

クラッド貨幣とは、異なる種類の金属板をサンドイッチ状に重ね合わせる「クラッド」技術を用いた貨幣。側面の斜めギザについては、五輪の記念貨幣は間隔を狭く、パラリンピックの記念貨幣は間隔を広くしており、手で触れることによって識別できる。

発行枚数は各394万8000枚で、うち引き換え枚数は384万8000枚。直径22・6㍉、重さは4・8㌘。

引き換えは、開始日が1人につき各種類2枚限り、10枚以内(状況により枚数制限あり)。取扱機関は銀行(信託銀行、ゆうちょ銀行、外国銀行在日支店を含む)、信用金庫、信用組合、労働金庫、農林中央金庫、農業協同組合、信用農業協同組合連合会、漁業協同組合、信用漁業協同組合連合会。各機関の引き換え保有枚数と引き換え開始時刻は各店に21日から掲示予定。取り扱い機関は財務省ホームページで確認できる。

記念貨幣のデザイン

記念貨幣のデザイン