中山さんに最優秀賞 熊野牛の県種牛共進会

和歌山県特産の高級和牛「熊野牛」の最も優れた母牛を選ぶ第1回県種牛共進会が1月29日、田辺市で開かれた。第1区(若雌の1、12カ月以上17カ月未満)の最優秀賞(公益社団法人全国和牛登録協会会長賞)に紀の川市の中山郷史さん生産の「かとれあ」号、第2区(若雌の2、17カ月以上1産まで)の最優秀賞(県知事賞)に日高川町の中川裕行さん生産の「きよみ」号が選ばれた。

熊野牛の改良を促し、畜産振興を図るため、紀北和牛改良組合と紀南和牛改良組合が共催。第1区に11頭、第2区に7頭が出品され、体高、体長、胸囲など各部の測定値と毛の質、体のバランスなどを加味し、総合的に審査した。

その他の入賞牛、生産者は次の通り。

【第1区】優秀賞二席(県農業協同組合連合会代表理事理事長賞)=みくにさつき号(神下勝幸、岩出市)▽優秀賞三席(公益社団法人畜産協会わかやま会長賞)=あさか号(中正司ちか子、串本町)

【第2区】優秀賞二席(県農業共済組合長賞)=はれそら2号(上芝恵介、海南市)▽優秀賞三席(熊野牛産地化推進協議会会長賞)=さきこ号(長谷川寛、白浜町)