和大生も風物詩に参加 お城で「こも外し」

冬ごもりをしていた虫が出てくる頃とされる二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」の5日、和歌山県和歌山市の和歌山城公園で春の風物詩となっている松の木のこも外しが行われた。

マツケムシなどの害虫をわらで作ったこもに集めるため、立冬にあたる昨年11月8日に木に巻いた。

この日は市和歌山城整備企画課の職員5人の他、和歌山大学システム工学部の3年生5人が参加。午前9時半から法被とヘルメットを着用して270本の松のこもを外した。学生たちは職員から作業の手順やこつを教わり、こもを固定する縄をはさみで切り、次々とこもを束ねた。

参加した同学部環境デザインメジャーの林晶彦さん(23)は「最初は少し不安でしたが、職員さんから縄の切り方を教えていただき、すぐに切ることができました」と話していた。

職員と共にこもを外す和大生㊨