外で自転車乗ろう BMXの問い合わせ増加

新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休校からそのまま春休みに突入し、子育て中の家庭では、親子ともにストレスがたまりがち。屋外で人と距離をとって1人でも楽しめるスポーツとして、自転車に目を向ける人が増えているという。

親子のストレスや疲労を軽減する役に立ちたいと、和歌山県和歌山市雑賀屋町でBMX(バイシクルモトクロス)用の自転車販売とカフェを手掛けている「Main」は、小中高生らにBMXを体験する機会を提供している。

店長の小倉正吾さん(52)は「僕も子どもがいるので気持ちが分かります。家の中でゲームばかりだとストレスがたまって大変だと思う」と話す。BMX体験は、公園でマスクを着用し、グリップを消毒するなどの対策をした上で乗り方を教えている。

ストリートでBMXを楽しんでいる同店の客、同市の金塚真弥さん(31)と照井郁也さん(21)、御坊市の酒本翔さん(18)、湯浅町の山田翔也さん(18)は、全員が会社員。「屋内でゲームばかりしている子どもたちに『外で自転車乗ろら』と声を掛けてあげたい。休校中に技を覚えて、達成感を味わってほしい」と勧める。

同店には、こつがいるBMXの乗り方を教えてほしいとの問い合わせも多くなっている。4人も子どもたちのために、持ち運びできるコースを手作りするなどしている。

問い合わせは小倉さん(℡073・423・7240)。

BMXの魅力をアピールするメンバー

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