現金給付で地元消費促す スズキモーター和歌山
新型コロナウイルスの影響で落ち込む地域経済の回復の一助にしようと、㈱スズキモーター和歌山(和歌山県和歌山市狐島、中谷久生代表取締役)は、従業員とその家族に1人当たり1万円を支給し、地元での消費を促す取り組みを行う。
感染拡大に伴い、スポーツや文化イベントの中止、学校の臨時休校などにとどまらず、生活全般の活動が停滞する事態となり、同社も集客が落ち込むなどの影響がある中、何かできることはないかと役員らで相談し、現金支給を決めた。
和歌山商工会議所青年部などが取り組む地元消費活性化運動「BUY LOCAL(バイ・ローカル)」を目指し、地元での物品購入や飲食などについて、レシートや領収書の提出に応じて支給する。対象の従業員と家族は約200人。
中谷代表取締役は「大変な時だからこそ、少しでも地元和歌山を盛り上げるために使ってもらいたい」と話している。