コロナでも晴れやかに入学式 和歌山市立中
和歌山市立中学校で8日、入学式が行われ、2455人(義務教育学校の7年生を含む)の新入生が、新しい学びやでの生活をスタートさせた。
西浜中学校(西小二里、芝裕二校長)には163人が入学。校庭にクラス分けが書かれた紙が張り出され、同じ小学校から入学した田中晴翔君(12)と辻田凌太君(12)は同じクラスなったことを喜び合った。
保護者の田中知佳さん(40)と辻田知香さん(43)は「入学式があるのか不安でしたが、この日を迎えることができてうれしい。この2人は小学校から仲良しで、同じ科学部に入ると言っています。夢いっぱいです」と話した。
新型コロナウイルス感染防止対策で、式が始まる前に教員が出席者の体調を再確認し、一人ひとりの手指の消毒を徹底した。
新1年生は40年以上続いている西浜中伝統のオレンジ色のかばんを手に、緊張した様子で入場し、保護者の姿を見ると恥ずかしそうにほほ笑んでいた。
芝校長は式辞で、同校の目標「自ら学び、ともに生きる」や「すすんで学び、考える生徒」を挙げ、「自ら課題を求め、よりよく解決する意欲を持ち、自分も他の人も大切にし、人の痛みが分かり、協力し合うことを大切に、中学生活を過ごしてください」と呼び掛けた。