まんぷく亭が金賞 からあげグランプリ

一般社団法人日本唐揚協会(やすひさてっぺい理事長)が主催する「第11回からあげグランプリ」で、和歌山県岩出市吉田のからあげ店「まんぷく亭」が「中日本しょうゆダレ部門」で4年連続5度目の金賞に輝いた。同店の國友聖一代表(55)は「店のからあげ、和歌山のからあげのおいしさを全国に広めていきたい」と意気込んでいる。

コンテストはインターネットで一般投票を行い、日本で一番おいしいからあげ店を決定する。1月8日~2月5日に予選投票、3月4日~4月1日に決選投票を実施。全国から894店舗がエントリーし174店舗がノミネートされた。

同店自慢のからあげ弁当(500円)のからあげは「ニンニクしょうゆダレ」味。ムネ肉を中心に粉の付け方や揚げ方にも工夫。低温でじっくりと仕上げるのが特徴で、しっとりとした見た目とニンニクの風味、スパイシーさが絶妙に絡み合い「肉のうまみをダイレクトに感じられる」と自信をのぞかせる。

がっつり系の味でコアなファンが多い印象だが、男性だけでなく女性や子ども、高齢者と幅広い世代から支持を受けている。常連客からは「癖になる味」と人気だ。

金賞を受けて「ホッとした」という國友代表だが、目標は最高金賞の獲得。「うれしさ半分、悔しさ半分が正直な気持ち」と来年に向けて闘志を燃やす。

國友代表は「昔は和歌山はからあげがおいしいというイメージではなかったと思う。ただ最近は全国的においしさが認知されてきて、当店の『とり皮せんべい』(500円)は全国でも人気になっている。今後も和歌山のおいしいからあげを広げていきたい」と話している。

同部門では他にも海南市の「LEALEA」(レアレア)も金賞に選ばれた。

問い合わせは、まんぷく亭(℡0736・62・7775)。営業時間午前10時から午後9時まで。無休。

「和歌山のからあげを全国に」と國友代表

「和歌山のからあげを全国に」と國友代表