癒やしの積み木を貸し出し中 和歌山木材協

和歌山木材協同組合(中谷友紀理事長)は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため自宅で過ごす子育て中の家庭に、紀州材の積み木「ひのきくん」70セットを無償で貸し出している。外出できない子どもたちにおもちゃを通して少しでも「楽しい」時間を提供したいとの試みだ。

同組合によると、この積み木は「木育で優しい時間」を増やすことを目的とし、優しい香りと手触りが心身を癒やしてくれるという。職人の手で丁寧に仕上げられている。

2人の子どもがいる和歌山県岩出市の小林元さんも借りており、「集中して楽しんでいる姿を見るとうれしい。父親が積み木で遊ぶのが上手なので同じように想像力がある大人になってほしい」と妻の陽子さんも笑顔。

同組合の白樫木材の白樫啓一社長(61)は「優しい親子の時間を増やし、おもちゃを通して未来を過ごす子どもを守りたい」と話した。

白樫木材へ受け取りに行くことが条件。詳しくは白樫さん(℡090・9051・7840)。

木のおもちゃで遊ぶ子ども

木のおもちゃで遊ぶ子ども