防護服やマスク寄贈 台湾の高雄市医師公会
台湾の高雄市医師公会から医療機関に向けて防護服とフェイスシールド(飛まつ防護マスク)が寄贈され、1日に仲介した日台友好和歌山市議会議員連盟から尾花正啓市長への寄贈式が行われた。
高雄市と和歌山市は市議会同士で2018年に友好交流に関する覚書を締結。以後台湾との交流を深めてきた。日台友好和歌山市議会議員連盟には4月28日ごろ、防護服300着とフェイスシールド60個が到着した。
議員連盟会長の遠藤富士雄市議と寒川篤市議、戸田正人市議、宇治田清治市議、井上直樹議長が尾花市長に防護服とフェイスシールドを手渡した。遠藤市議は「医師公会は大阪の病院が雨合羽で治療にあたっていることを知り、寄贈を決めたと聞いた。台湾の皆さんにも届いたことをしっかり伝えたい」、尾花市長は「まだ医療崩壊には至っていないが、この先どうなるか分からない。議員連盟同士のつながりがあったからできたことだと思う」と話していた。
台湾からは今後さらに、医療関係の企業から患者にかぶせることで飛まつ感染を防ぐエアロゾルボックスが届く予定となっている。