社会を変えよう 県中央メーデー式典のみ
労働者の祭典の日「メーデー」の1日、「第91回和歌山県中央メーデー」が和歌山市北出島の県勤労福祉会館プラザホープで開かれた。
労働組合や市民団体など31団体で構成する実行委員会が主催。1920年に日本で第1回メーデーが行われ、ことしで100年を迎えた。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年行う西の丸広場での集会は中止。式典では3密を避けるためマスクの着用と窓を開放する換気、席を離すなどの対策を講じて実施した。
同会実行委員長で県地方労働組合評議会の琴浦龍彦議長は
「ちょうど100年の記念すべき年。メーデーの回数の差は日本が戦争に突き進み弾圧され生じた回数。平和であってこそメーデーを開催し8時間労働を求め運動できる。日本を再び戦争する国にしてはいけない」と訴えた。
また琴浦議長は「新型コロナウイルスの世界的なまん延は私たちの社会の在り方を問い直している。終息後の未来は新しい社会に変わっていく機会。変えなくてはならない。運動をより大きく発展させていこう」と呼び掛けた。
参加団体による決意表明に続き、安倍政権を終わらせ、政治を労働者・国民の手に取り戻すことを目指す宣言文を採択した。
式典の内容はSNSアプリ「Twitter」で発信する予定。