マスク5000枚寄贈 県理容生活衛生同業組合
和歌山県理容生活衛生同業組合(和歌山市秋葉町)は新型コロナウイルス感染症に対応する医療従事者を支援しようと、マスク5000枚を県に寄贈した。県はマスクを県内の医療機関に配布する予定。
同組合は1957年に設立され、約400人の組合員がいる。この日は同組合の東根清一理事長らが県庁を訪れ、東根理事長が田中一寿県環境生活部長に目録を贈呈した。
東根理事長は「理容師は地域に密着した職業で、理容業に携わるにあたり、まずは公衆衛生を習う」と強調し、「まだまだマスクが不足していると聞いた。地域に恩返しをしたい」と話した。
田中環境生活部長は「医療現場は物がなく、大変厳しいと聞いている。医療従事者の方が安心して働けないと県民の皆さまの安全、安心は守れない」と医療現場の状況にふれ、「医療従事者の方に安心して医療行為に携わってもらうことが大事。これほどたくさんのマスクを頂戴しありがたい」と感謝していた。