フェイスシールド寄贈 菱岡工業が和歌山市に

新型コロナウイルス感染防止に役立ててもらおうと、電気機器や制御機器の開発・設計・ハーネス加工などを手掛ける菱岡工業㈱(本社=和歌山県和歌山市中島、岡田亜紀代表取締役)は2日、制作したフェイスシールド500セットを市に寄贈した。

同社によると、フェイスシールドは軽量で快適な着け心地を実現。4月下旬ごろから図面設計に取り掛かかり、フレームはステンレス製で丈夫で軽量、シールドフィルムはPET素材(リサイクル可能)を採用し、長時間使用しても疲れにくいようにした。

環境にやさしく、フィルムの脱着が簡単。上部開放でくもりも防止され、保護メガネより視野が広く、眼鏡の装着もできる。

ウイルスの飛沫(ひまつ)防止、花粉・ほこり、煙対策も可能。

同日、同社の岡田代表取締役が市役所を訪れ、尾花正啓市長にフェイスシールドを贈呈。尾花市長は「大変ありがたい。有効に活用させていただきます」と感謝を述べ、岡田社長は「お役に立てればうれしい。スタイリッシュで使い心地も良いので安心して使ってもらえると思う」と話した。

フェイスシールドを寄贈した岡田代表取締役㊨と尾花市長

フェイスシールドを寄贈した岡田代表取締役㊨と尾花市長